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YURI SATO
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「 とらえる 」
出演 根本和佳奈
西野瑞穂 / 槙元伶 / FUKAN / 石川かおり
永井天智 / 清水賢吾 / 鈴木陽 / 新里香南 / 大谷貞 / 大谷博美 / 伊原博 / 西森弘樹 / 小杉将之
徳本真璃亜 / 寺岡香織 / 寺林歩生菜 / 岩渕一輝 / 小西麻友 / 大野希士郎 / 野中志保 / SHORU
語り 本間千夏
翻訳 河内志織
協力 中村奈央
監督・撮影・編集 佐藤友理
2019年1月、東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻で開催した《 MEDIA PRACTICE 18-19 》出品作品。
プロジェクターを用いた三画面の映像インスタレーションを展開し、空間の奥から中心・ 左・右の順にスクリーンを配置。
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「見れば信じられる。だが、触れることができればそれは真実だ。」 トーマス・フラー『ノーモロジア』
触れることによって得ることができる、そのものが存在しているという実感は、何ものにも代え難い真実性をもつ。
しかし、日常生活の中で目にするもののほとんどに、私たちは触れることができない、または触れようとしない。
テクノロジーやメディア・SNSなどの発達により、人と人とのコミュニケーションの取り方は多様化し続け、
視覚的に獲得できる情報は膨大な量となった。
その一方で、目に するもの・出会うものを直接的に肌で感じとる機会が減少しつつある現代社会において、
人は“人間”という生き物である自身の身体や他者をどのように捉えているのだろうか。
身体の及ぶ範囲でしか体感することのできない、原始的な感覚である触覚を感じ取るに 至るまでに、何を思うのか。
目で追うことしかできない他者との距離を、一番身近である自身の身体や記憶と重ね合わせることで埋める。
さらに実際に触れることできれば、その存在はより鮮明なものとして目の前に現れる。
そして、触覚により拡張されるその人物の情報は、個人であるということを通り越し、
私たちが一つの“物質”であるということを認識させる。
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Exhibition
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